レッスンサポートグッズ・機材

さて、ここからは、レッスンの助けになるアイテムをご紹介します。基本、楽器の習い事では、個人レッスンなら楽器は1人で演奏します。

それをサポートするために、オーケストラ音源と一緒に演奏することで「アンサンブル」を楽しんだり、他の楽器と合わせる演奏を学ぶことができるので、音源を使用してレッスンは有効です。

音源再生機器(アプリ)

もともとソロ楽器として独立しているピアノなどは特に、アンサンブルの経験を生徒さんに体験してもらうことは難しいので、こういったプレイヤーでレッスンの中で演奏できれば、生徒さんにとっても感性を育て、先生にとってもレッスンの幅が広がります。

今は音源の種類が2つに分けられると思います。

MIDI音源

テンポ、移調、マイナスワン、カウントインが自由にできて、MIDIデータは店舗やネットから一曲単位から簡単に買えます。MIDIならではの拡張性が高いので、こちらがもっとレッスンで使えるようにMIDIが復活してほしいと個人的には思います。

再生機器(アプリ)

手持ちでの再生機器は、YAMAHAやRolandなどにあります。ですが、今はアプリで再生できるようになっていますので、今の時代はこちらが便利かなと。

Midi On Stage(AppleAppが開きます) 

無料でこれだけの機能があるのはありがたいです。

 

CD音源

テキストに付属している音源で、またCD音源が増えました。最近CDプレイヤーもあんまり見かけませんし、どうやって鳴らしてるんだろう?と思いますね^^;

パソコンから読み込んで、CD音源をパソコンに落とし、そこからスマホに移行させて使う、という形が多いのではないでしょうか。

もちろん音質的にはCDプレイヤー(ラジカセ的なオーディオ)がいいと思います。CDの入れ替えがちょっと手間です。

スマホに使用する音源を全部入れておいて、スマホの再生アプリから使う、という方法もいいです。さらにBluetoothスピーカーをセットにすることで、音質も格段に向上するのでおすすめです。

▶︎ 音楽再生アプリとBluetoothスピーカーをセットでの使い方の記事はこちらで詳しく解説しています。


記事は、バスティンアプリですが、スマホから出力する音をBluetoothスピーカーでの聴き方ですので、やり方は同じです。MIDIを再生する時も、スピーカーは必須で使っています。

 

スマホ、タブレットのレッスン活用法

スマホは動画を録画したり、録音機能があるので、けっこう使えたりします。

 

  • 弾いているところの動画を撮って、姿勢などのチェックをする
  • 急場の時のために、メトロノームアプリを入れておく
  • 演奏を録音して、客観的に演奏を聴いてもらう
  • 手のフォームなどのチェック

今は、スマホを持っている生徒さんも多いので、生徒が弾いたものを動画撮影して、LINEなどで送って振り返り用にしてもらったりもできます。

簡単に録画、録音ができる時代になりましたから、ピアノレッスンには欠かせない方法だと思います。

 

マイク

オンラインレッスン時、スマホやタブレットに内臓しているマイクだと、部屋全体の音を拾ってしまったり、「ピアノの音」と「声」の周波数が違うので話し声がうまく聴こえなかったりすることがあります。

特に、動画作成する時に「先生が弾きながら解説する時の音声は特に、音のバランスがよろしくないんですよね。

声を拾うようにピンマイクなどがあると便利です。

iPhoneの方は、コネクタがLightningになっているマイクがおすすめです。2枚目は、タブレットに差し込んでいますが、もちろんiPhoneにも使えます。

▶︎  SHURE MV88

▶︎  SHUREのアプリ(AppleAppのリンクに移動します)


アプリを入れておくと、マイクをスマホなどに挿した瞬間アプリが起動するので使いやすいです。

 

楽譜作成ソフト

自作で教材を作るとき、自分で譜面を書く時に非常に使えるソフトです。

私はfinaleを持っています。先生によってお好みがあると思うので、いろいろ調べてみてください。


楽譜は手書きでももちろんいいですが、仕上がりがすごくキレイだし、いろんな機能がついているので、スコアが簡単に書けます。

生徒さんのレベルに合わせたアレンジ譜を書いてあげる時にもとっても使えます。発表会用の連弾譜などもアレンジしたくなりますよね。そういうときにも便利。

私は、いきなりソフトで書き始めることもありますが、アレンジものだと最初はやっぱり手書きで5線譜にアレンジしていったものを書いて(すっごく汚い。読めない・笑)清書としてソフトを使います。


こういうソフトは書くだけじゃなくて、書いたものをmidiに流してくれるので書いた通りに音楽が鳴るんですよ。

1万円台の(Print Music!というFinaleのライト版)もありますので、まずはそれから使ってみて本家版を買うのもいいと思います。

教材作りにもめちゃくちゃ重宝しています!

リズム譜や、全調スケールを作っておきたい時、譜面を画像ファイルにして抽出できる機能があります。これがすごく使える。

将来、自作でテキストを作って商品化するということも、finaleクオリティの画像であれば信頼度も高まっていいですよ^^とても将来性が広がってくるソフトだと思います。

▶︎ フィナーレの記事はこちらから詳しく「finaleをお得に購入する方法」

 

オンラインレッスンにあった方がいいアプリなど

対面レッスンだと楽譜に書き込んで、書き込みのところを直しておいでね、っていうレッスンがオンラインレッスンではできませんよね。


リアルタイムで、生徒さんに書き込んでもらったりしますが、そもそも先生の方に生徒さんのレッスン曲の楽譜がないと指導できません。そこで、オンラインレッスン前に課題の曲の楽譜を全部画像にして送ってもらいますよね。

その画像を何で見るか。

▶︎ piascore(スマートデジタル楽譜リーダー)


これで開きます。その日のレッスンの生徒さんごとにまとめてpdf化にして見ることができます。主にタブレットで使用した方が、機能を無理なく使えます。

楽譜に直接書き込みをするツールもありますが、ここはApple Pencilのようなタブレット用のペンがあると50倍作業効率がいいです!

書き込みしたものをあとから生徒さんにLINEなどで送信します。

無料版だと読み込みページ数が限られているので、有料版に移行して機能をフルに使った方がだんぜんいいです。

レッスンだけではなく、先生が今練習中の曲などをスクショして入れておくこともできますので、何曲でもpiascoreに入れておけば、重たい楽譜を持ち歩かなくて済みます。

▶︎ やはりタブレットとペンシルは必須アイテムなのではないかと!

ビデオカメラなどがあればもちろん画質もいいでしょうし、オンラインレッスンは機材があればあるほどクオリティが高いレッスンを提供できます。

アンプなどのインターフェースもあればその方がいいです。しかし、そこまでの余裕がないとか、使いこなせないかも…と思う場合は、とりあえずタブレットとペンシルは準備したいところです。

カメラが一台増えるのと同じですからそれだけで安心感が違います。そしてタブレットは画面が大きいので、譜面を見るのも、書き込むのも楽。↓で触れますが、教材作りなどにもタブレットの方が作りやすいです。

それからペンシルもですね。私は、コロナ禍になってやっとタブレットの類を買ったのですが、ペンシルも込みで買わないことには作業しづらいだろうなと思いまして、最初からセットで購入しました。

ふだんの対面レッスンでもホワイトボード代わりに使えますし、楽譜に書き込むよりも、タブレットの画面にペンがさらさらーっと走るだけで生徒さんが集中して見てくれます。

「iPhone、iPad、Apple Pencil、Bluetoothスピーカー」これは常に持ち歩いています。

 

おまけ こんなので教材が作れる

ここからは、コロナで対面レッスンをお休みしていた間、私は「動画レッスン」というのをしていました。生徒さんから送られてきた演奏動画に対する「アンサー動画」を毎日作っていたんです。

その中で、アニメーションを使ってみたい、と思ってちょっと遊びで作って動画にしたことがありました。

一応お断りしておきますが、動画の制作時間は毎日7、8時間越えの作業で、一人一人に作っていたのでスピードが命でした(汗)ですから、アニメーションも手作り感満載ですがご容赦ください。

 

▶︎ Flipa Clip:プロ&初心者向けのアニメ制作

 

このアプリを使って、つくったアニメーション(笑)半音階の順番をアニメーションで表してみました。半音階を正しく進めない子がいたので、動画では伝えづらくこんなふうに。

 


▶︎ keynote(Windowsではパワーポイント)

スマホによって標準に入っているアプリかもしれません。
こっちはまだ使い始めたばかりの時に動画レッスンを無事終えてしまったのでスキルが発展途上です(笑)恥ずかしくてお見せするほどのものではまったくないのですが、「あ、こういうふうに使おう!」とさらにすばらしいアニメーション作りのきっかけになればと思います💦

素材作りに使用したもの:iPad とApple Pencil

①メモ帳にそれぞれ素材を作る。文字は打ち込むと遅くなるのでApple Pencilで手書きです。文字の打ち込みより断然早いです。商品化するとかなら、ちゃんと文字を打ち込んで美しいフォントで作った方がもちろん良いです。

②作った素材をスクリーンショットして画像化(png.とかjpg.とか)

③タブレットやパソコンからKeynoteを立ち上げて編集。

このKeynoteも、動画作成アプリiMovieとともにほぼ触ったことがなく、コロナ禍で初めて起動したアプリのひとつです。

これまで当たり前だったレッスンができない、という現実にさらされたとき、どんな代替レッスンができるか?をすごく考えた一年でもありましたし、この経験が普段の対面レッスンにも生かされれば、以前よりも多角的なレッスンができますよね!

さて、次からはいよいよ集客テクニックです!

これまで作業してきたことがぜんぶ繋がっていきますから、その都度戻ってやり直しながら進めたいってください。


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