教室のベースを作る④

work 6 レッスン規約を作りましょう

レッスン規約。


これはとても重要です。私が最初のサイトを作るときに、一番お伝えしたかったことの一つです。今は「レッスン規約」を作る先生が本当に増えましたね。

ピアノ教室は一度習い始めたら、生徒さんと長ければ10年以上のおつきあいにもなります。


その長いおつきあいの中で、お互いに気持ちよく、トラブルなく楽しくレッスンをするために、あなたから教室のルールを最初に提示するものとして作りましょう。


スポーツクラブでも、楽器店の音楽教室などもそうですが、入会時には必ず規約というのがあって、同意してから入会となりますよね。規約を作ればあなたのピアノ教室に、「システム」ができあがります


私がレッスン規約が必要だと思ったのは、教室を運営する上での苦い経験があったからなんです。

今実際に生徒さんに渡している「規約」は、自分の経験からできあがったものです。


入会の入り口のハードルの高さにもよりますが、習いたい側の需要に合ったサービスを多くすれば、生徒さんは確かに集まりやすいです。


ですが、その請け負ったしわ寄せは全部自分に降りかかります。自分で責任が持てる境界線として規約を作ることが大事です。

メルマガにも書きました、「自分の教室の問題点や、改善点」を書き出したら、規約に入れられる項目も出てくると思います。

私の場合、最初は規約など作っていませんでしたから規約の有無の違いがものすごくわかったのですが、

実際、レッスン規約を体験レッスン時にお渡しするようになったらぐっとレッスンがしやすくなりました。

名前

 

サイトにも例を載せているのですが、現在はアップグレードしていまして、以下のような項目が規約になるかなと。

・あいさつ

 

・入会の同意について

  入会の方法

  入会金について

  楽器の有無について

 

・月謝について 

  納入日・方法

  月謝の変更について

  その他の費用について

 

・レッスンについて

  レッスンスケジュール

  欠席の扱いについて

  振替レッスンの有無ついて

  見学、同伴について

 

・安全で快適なレッスンのために

  レッスン室の使用について

  コロナ対策

 

・発表会について

 

・その他

  休会、退会する場合

  講師への連絡

  免責事項

  個人情報保護の記載

  その他

 

・講師よりメッセージ

こんな感じでしょうか。


規約の表紙に「教室理念」などを書いて、教室紹介パンフレットのようなものとしてお渡ししてもいいですね^^

あとからまたご連絡いただける可能性が高いです。ちなみに規約のプリントに使用する用紙は、「特厚用紙」の白を使用し、用紙サイズはA4で二つ折りにしてお渡ししています。

1ページ目表紙(理念を書いておく)見開き2、3ページ、背表紙に規約の続きと連絡先とメッセージ


という構成です。

今回、なんと!特別に私が今実際お渡ししている規約と入会申込書を、特典としてpdfのファイルとしてダウンロードできるようにしてあります!一度両面印刷でプリントアウトしてみるとイメージできると思います!

わーわー。太っ腹!ぱちぱちぱち(笑

 

おまけ

ファイルを開くと、青文字で解説をしています。何を書くべきか?の参考になさっていただければと思います!

 ➡︎ダウンロードはこちらレッスン規約例


思われているよりも「うわー。固い印象ー💦」と感じるかもしれません。

教室によって規約の内容は微妙に違ってくると思うので、「使える」という部分をカスタマイズしてみなさんの独自のレッスン規約にお役に立てていただければと思います。

20数年に及ぶ生の現場から出来上がった規約です。今もちょっとずつ更新しています(笑)

Wordがお得意な方は、これをサンプルにしてカスタマイズを自由になさってみてください。項目なども、教室のスタイルによって変更して作ってみてください。

 

大人の生徒さん用の規約も作ろう

大人の生徒さんのレッスンをしている先生も多いと思います。

大人の生徒さん、特にシルバー世代の方には、いつものレッスン規約だと半分近く該当しない項目が出てきます。

大人の生徒さんは、昭和の習い事をご自分のお子さんで経験しいる方も多いです。今の若い世代の親御さんよりも、本来は常識と思われる部分も言わなくてもご理解している方が多い印象です。ですから規約の項目は少なくて済む、というわけです。

そして、年配の方は小さい文字が読みにくいと感じる方も多いですよね。

「読みやすく、わかりやすい、最低限のことだけを掲載」した大人の生徒さん用の規約も作っておくと便利です。

フォントは大きめ、視認しやすい色で、わかりやすい言葉で作りましょう^^スマホも同じくご年配にも優しい配慮というのがなされていますから、ピアノ教室でもお子さんと同じ規約を渡すよりも、大きな文字バージョンで作ってあるとより、「受け入れられ感」を感じていただけるのではないでしょうか^^

振替レッスンの是非

ところで、規約に書くことの最重要項目と言っていい、

振替レッスンをするかしないか問題。

私の経験のお話をしますね。

昔は振替レッスンをしていましたが、今はやめました。やっぱりそれなりのしんどい経験があったからです( ꒪⌓꒪)

でも現代は

「振替レッスンをしない」という規約にすると、振替レッスンをしてくれるのサービスのいい教室の方を選ばれる可能性が高いです。

今はお子さんたちも多忙ですし、親御さんもお仕事をされていたりして、何かを習わせるときには、自分のライフスタイルに合わせてもらえる教室の方を選ぶことが多い傾向です。

だから、正直言うと、

生徒さんをより獲得するには

 

▶︎振替レッスンを可にすること。

これは実はマストだと内心は思います。

このPLMでは、振替レッスンしない方がいいと推奨していますが(月謝の設定や、レッスン単価を上げるときに効果を発揮する部分なので)、じっくり読んでいただいた後、あなたのやりたい方向性で決めていただいていいと思います。

そのくらい振替レッスンをしてくれるピアノ教室の需要はすごく高いですから。

実際に、体験レッスンを受けていただいた方から必ずと言っていいほど、「振替レッスンのありなし」は確認される点です。

振替レッスン可とする場合は

・何回でもオッケー

・何曜日でもオッケー

・振替レッスンの回数に制限をつける

・月毎に回数制限する

なども明記しておいた方がいいでしょう。

ですが経験上、総合的に振替レッスンがなくても、入会していただける生徒さんの方が教室としては長く運営していけると思いますね。

それはのちほど書いていきますね!

 

work 7 入会申し込み書を作りましょう

規約を作ったら、規約へ同意していだいたあとに、入会申込書というのを作ります。これは、あとから生徒さんの名簿をファイリングするためです。


これも最初は作ってなくて、月謝袋に記入してもらった名前と住所を、あとからアドレス帳に手書きで書いてたんですが、生徒さんが増え始めてからはアバウトになってしまって(汗)

ある時、改めて生徒さん全員に対して、「生徒さんカード」を作成して、連絡先などを本人に書いてもらうという面倒なことをしました。

これを入会時に済ませておけば何にも問題なしです。

ついでに、習い事や所持している楽器情報も書いていただくみたいな感じで、レッスンする上で知っておきたいことを書いていただく欄も作っておくと便利です。こちらも、pdfファイルサンプルをあげておきますね!


A4用紙一枚で4枚分作れてしまう、用紙というカードです。

または、「規約の同意書」みたいなスタイルで作成してもいいと思います。もしれません。

連絡先の欄には、緊急時の連絡先と携帯アドレスも書いていただくようにお願いしましょう。

東日本大震災や、コロナの陽性、検査対象になってしまったという場合に絶対に連絡がとれる連絡先を教えておいていただきたいからです。

体験レッスン時に、レッスン規約、レッスンコース(カリキュラム込み)、入会申込書とそろいましたね。それに災害時とコロナ関連のプリントも作って渡すとパーフェクト。

はい、ここで!またまた特典です(*ˊᗜˋ*)/♡ 入会申込書のサンプルをpdfファイルでプレゼントします♪

おまけ

 入会申込書のダウンロードはこちら➡︎入会申し込み書サンプル



 

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