③教える以外の仕事

演奏の仕事

必要なスキル

・初見が強い
・アレンジができる
・即興でのちょっとしたアレンジ力


ブライダル、バンドでのライブ活動、ラウンジやレストランでの専属プレイヤー、フェリーなど船上のピアノ演奏など。プレイヤーについては、音楽事務所があってそこに所属すると、お仕事を紹介してもらえます。


楽器店では、案外こういう音楽事務所のことは知らない場合もあります。どこでそういう情報を得るかというと、実際に演奏のお仕事をしている人から音楽事務所を紹介してもらいましょう。


演奏のお仕事をしている人とお友達になるのもいいですね。


一件いくらという風に収入に直結するので、月謝プラス演奏の仕事でこれで収入の柱が一つ増えます。


ただ、どこで弾くかにもよりますが、いろんなジャンルが弾けること、初見がきくこと、もっといいのはアレンジ力などのスキルが高いと優遇されるようです。


正直、演奏力はそこまでない方でも💦やってらっしゃる方もいますので、コネクションを見つけましょう。


でも、労力に見合ったギャラかどうかは音楽事務所によりますが、人前で弾く場数を踏むことで、ステージで強くなるスキルがつくので、やる気があればそういう場所をどんどん自分のステップアップの場として活動するのもいいでしょう。


ピアノを置いているカフェで、コンサートやってみませんか?ってよく声をかけられますよ^^


最初は手出しですけど、そういうのから始めてみてもいいと思います。


プレイヤー養成のスクール(私は高校卒業後、こちらに進みたかったです)もあるので、そこで基礎から学ぶのもよしです。

 

作曲・編曲の仕事

これがあればすぐできる!

・楽譜作成ソフト(finaleなど)

・音楽作成ソフト(Cubaseなど)
・パソコンスキル


ネットだからできる仕事と言えるかもしれません。例えばBGMを作って、サロンや店舗のBGMとして売り込む。一曲いくらで、売れれば収入に直結します。

楽器ひとつできれば、音楽ソフトで曲を作ることも可能になります。最近は著作権問題がうるさいですから、オリジナル曲を流しているお店も多いのでチャンスだと思います。

さらに、自作曲のスコアを売ることもできます。

または、自作曲じゃなくても、JASRAC管理楽曲の楽譜販売が可能であることも魅力です。すごくありがたいシステムですね。

▶︎ Piascore 楽譜販売 楽譜データを一曲から販売できる!

▶︎【楽譜の個人販売・副業】楽譜販売サイト「Piascore(ピアスコア)」で楽譜を売る手順・方法

 

連弾用楽譜とか、生徒さんのレベルに合わせてアレンジした楽譜のストックがあったら、それを販売するということができます。

とりあえず楽譜作成ソフトがあれば、いつでも販売できる、という可能性と夢が広がりますよね!

せっかくピアノが弾けるんですから、いろんな部分で活動できないかな、と考えないのはもったいない気がします。

 

さらに、楽器ができるということは、いろんなジャンルを広げることも可能だということです。

今はクラシックしかできなくても、ラウンジのピアノ弾きになるにはジャズなどのジャンルも弾けなくてはいけません。

作曲がしたければ、作曲を勉強しなくてはいけません。というように、何をしたいかによって同じ音楽の仕事でも新しく学ぶことは多いです。

レッスンをしながら、こういった仕事を視野にいれつつ、自分も新しいスキルを磨くことも同時にできるといいと思います。

 

作曲・編曲を教える

この環境があれば可能!

・楽譜作成ソフト
・Wordなどのテキスト編集ソフト

自分が勉強したことは、当然生徒さんへも還元できます。

独自のカリキュラムを作って教えることができれば、教室のオリジナリティもあがり、他の教室とも差別化をはかれます。

ピアノの先生は、他の楽器の先生より生徒さんが使う教材の面では恵まれています。

楽譜コーナーに占めるピアノテキストの割合はダントツ多いですよね。自分で作らなくても、すでに出版されている教材の種類がダントツに多いので、それを購入すればいいだけだからです。

ギターの先生やDTMの先生は、市販されてきる学習者用のテキストが少ないので、ご自分でテキストを作って、それを元にレッスンされています。

段階を踏んで生徒さんが上達できるようなカリキュラムをゼロから作り上げたりする先生も多いのです。

ポピュラー系の方はこういった叩き上げで鍛えた方が多いので、クラシックのピアノの先生は甘いとよく嫌味を言われましたね💦

以前、このPLMに参加された方で、DTMのスクールの講師の方がいらっしゃいました。この方もテキストをオリジナルで作られていました。

生徒募集もご自分の発信が全てですから、文章を書くのも、ホームページに反映させるのも的確な方でした。

そういう姿勢は私たちは学ばなければならないなぁと思いました。

これはネットでもできる仕事なので、やっぱりもう一つの収入の柱と言えるでしょう。

 

オリジナルの教材、テキストを作って販売

この環境があれば可能!

・楽譜作成ソフト
・Wordなどのテキスト編集ソフト

 

先ほども書きましたが、パソコンスキルやソフトの使い方に明るいと将来役に立ちます。と書きました。

このスキルがあれば、販売用の手作り教材を作ったり、テキストを作ったりもできるのです。

自分の教室でいつも使っている教材なら、その効果に対しては実績がありますよね。


実績のあるものは、ピアノ教室の先生たちはほしがりますから、売ることができます。


手間もかかっているし、実践で使えるように何度もレッスンで試して試行錯誤して、実際に「使える」と感じて作ったものだからです。

 

ネット販売のいいところは、紙媒体の商品にしなくても、pdfファイルであればプリントアウトすれば、レッスンですぐ使えるじゃないですか^^

テキストを作りたい、作ろうと思っている先生方はけっこういらっしゃいます。

 

動機は生徒さんのためだけれど、自分が作ったテキストで自分の生徒さんはもちろん、他の子供さんも上達してくれたら…って考えると、そんなことも意識に置いておくと、普段の自分のレッスンにもいい影響与えます。

 

ピアノ教室の先生は、毎日レッスンしているわけですから、どういうテキストがあるといいのかとか、こういうものがあるとレッスンで使えるとかよくわかっています。


それを作る術がないだけで、もし作れるスキルがあったら、それを収入に結びつけることも可能になると、お月謝の他の収入源にもなるわけです。

 

わざわざ業者に売り込みに行く必要もなく、商品を作ったら、自分のサイトやブログに商品を載せておけばそれだけで売ることができますよね。

 

商品を売るためには、自分のブログなどのブランディングは必要になります。売れるための仕組みづくりにはある程度意識した発信が必要です。


ピアノ教材は、使う人はピアノの先生に限られるわけですから、ニッチなジャンルです。

だから、ピアノレッスン方法に特化したブログを別に立ち上げてもいいと思いますね^^まさしくブログがショップにもなるわけです^^


販売するためには、楽譜作成ソフトは必須です。


いろんなソフトを使いこなすのは時間がかかるかもしれませんが、長い講師生活を考えればいくら時間がかかったっていいじゃないですか。


教え続けていることだけをするよりは何かにつながるものだと思います。

テキストを作ろうと一念発起することもいいでしょう。

もしくはたまたまレッスンのために投資して買ったソフトが、テキスト作りにも使える!って感じになったら、そんなに制作まで時間はかかりませんよね。

 

普段から、先を見た仕事の可能性について考えながらレッスンすると楽しいですよ。

先生にとっても、もちろん生徒にとっても幸せなことをするわけですから^^

 

 

自作曲の販売

この環境があればできる!

音楽作成ソフト(Cubaseなど)
打ち込み用キーボード
パソコン(タブレットでも可)

基本的にこの3つがあれば、ネットで販売するための曲は作れます。

これもちょっと自己投資のつもりで、ソフトを買って作ってみるっていうことを、普段からやっていると、「じゃあ、売るために作ってみるか!」と思えます。

そうすると、フットワークが軽くなるので、こういったソフトを買った時点でもうあなたの可能性は広がっているのです!

ネットの世界には、どんな市場があるのか、どんなニーズがあるのか、どんなものだったら人は欲しがるか、っていう見方でネットサーフィンしていくと、アイディアが浮かんでくるようになります。

 

ピアノは弾けるけど、アレンジが苦手な人のために「アレンジだけを提供するサービス」とか、

結婚する二人のためにメモリアルソングを作るサービスとか、

曲のデータを作るのは大変そうだから、ピアノ曲だけのスコアを販売するとか。

 

やり方はいろいろあるんです。考えればもっとあるはずなんです。

 

私は、作った曲を生徒さんに聴いてもらって反応を見たりします^^


いい反応だと「売れそう」って感じるわけ(笑)やっぱり生徒さんは、曲に関しての感受性は一般の人よりも高く、その曲の「よさ」がどこにあるかっていうところもまで聴いてくれるんですよ。

 

ここらへんがすごくカッコいい!とか、この曲は何回も弾きたくなる!!とか。

 

それで、異常に反応がいい曲なら、私を全然知らない一般の人からも「ふーん、なかなかいんじゃない」くらいの感想は感じてもらえるって判断したりするんですね。

 

そうしていくと、生徒さんも「私も作ってみたい!」って思い始めて、そこで作曲コースなんかも開設できたりします。

 

音楽で何ができるか?どんな楽しいことができるか?どうやって楽しむか?

 

これを考えながらのレッスンは、まさしく音楽人としてのアンテナを磨く作業だなと感じます。

 

曲を売るショップはすでにあります。そう。それはブログです。

 

すでに、Googleさんが評価してくれるホームページやブログの作り方はすでに読んでいただいてもうおわかりかと思います。

 

それを、「作曲用」「テキスト用」などターゲットを変えて「目的がはっきりしたブログ」を作るだけです。


ですからこのPLMは、自分でやり方を覚えていただきさえすれば、可能性を広げることもできますし、二度手間にならないように考えて構成しました^^

 

基本的に自分のピアノ教室のブログの作り方と同じです。

 


「誰に」「何を」伝えるブログなのかを変えて作るだけです。

 

それができれば、立派なショップになります。これは自分のピアノ教室のホームページの作り方の考え方と一緒です。


ターゲットが変わるだけなので^^


ですから、教室のホームページを真剣に作ることは、将来、自分の商品を売るための土台作りにもなるんです。

 

異業種交流は積極的に

私は、もともとあまり活発に外に出る方ではないのですが、本格的にブログを始めたりこういったコンテンツを作成していく中で、いろんな方と出会ったり話をする機会が増えました。

 

「ピアノ講師」という職業に興味を持たれるんですよね(笑)

 

私は、いつも「自営です」という言い方をしているので、

「なになに何やってるの?」

って聞かれてしまうんですが(笑

 

私の周りでは圧倒的にお勤めしている人が多いので、ピアノ教室だけで食べていることを知ると、私への見方が変わってきます。昔はそんなことなかったのにやっぱり年齢的なものなんでしょうか(笑

 

すると、こういう出会いも縁だから、こういうニッチな業界でなんかできそうだねっていう話をされることもあるんです。

 

例えば、相手が営業マンだったりすると、「お客さんの開拓は任せて」なんてことを言ってくれたり(笑)

イベントやってみようか、なんていう話で盛り上がったり。

 

実際にそれが実現するのかは別として、そういう話ができると、またいろいろこれからの自分の可能性について考えるきっかけになったりするんですよね。

 

アイディアが浮かぶっていうか。各地にひとつくらいはあると思うんですが、「異業種交流会」みたいなものに参加してみるのもいいかなと思います。

 

いろんな業界の人と話すことだけでも刺激になるので、私たちのようななかなか他の業界の人と接点がない人は、いい機会になるはずです。

 

「異業種交流会」という大きなところに行かなくても、友人、知り合いの人たちとお話するだけでもいいんです。

そこからまた縁が広がって、新しい出会いが増えていくでしょう。仕事への需要も見つけることもできます。

 

そうしていくうちに、あなたの仕事と協力できそうなコネクションができてくるので時々、レッスン室から出て新しい風を自分の中に入れる努力をしてみましょう。


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