看板は現代でも強力な集客ツール
まずはオフライン編。
従来の集客方法からいきます。
最初にお詫びしておきます。私は集客という言葉を使用するのに抵抗があります。にもかかわらず、「集客テクニック」などというタイトルをつけてしまっています💦便宜上使用しているので、どうぞご容赦ください。
あくまで地道に、黙々とやっていくスタイルには変わりありません^^そして、効果も出せるのでお試しを♫
さて、ピアノ教室の看板は、言ってみればあなた教室の顔です。これからピアノ教室を開く場合は是非作りましょう。
最近はネットだなんだと言っても、看板は今でも強いんですよ。ネットをやらない年代もいますので。スマホを持っているけど、ピアノ教室を探す手段としてはスマホを使わない世代もいるんです。
生徒さんから聞くと、
「ピアノ教室を探すのにとても苦労しました」
「今でもどこにどんな教室があるかわかりませんし、他のお母さんたちも同じように言っています」
とよく言われます。
私たちはこんなにアピールしているのに、なかなか伝わっていないのが現状なんです。ですから、
全方位に自分の教室を告知できるように、さまざまな媒体を使いましょう^^
ピアノ教室を開くとき、最初の「投資」になる看板ですが、費用対効果が高いものなので迷わず設置しましょう。
看板のタイプは、住宅事情、地理事情によっていろいろあります。
おうちの塀に貼ったり、レッスン室の前に立てたり、道路の電柱に貼ったり(病院の看板みたいに)マンションならドアのところに貼り付ける、などいろんなタイプの看板があります。
ピアノ教室を探すとき、看板のデザインをどうするかという点でも先生の人柄が伝わりますので、こだわって作りたいところです。
看板というのは、普段なんとなく目にしていますがふっと思い立ったときに「あぁ、あのへんに確かピアノ教室があったっけ」と思い出したりしませんか?
看板は、ホームページと違って、
「わざわざ検索して存在を探すのではなく、勝手に目に入ってくるもの」
です。それだけに想像以上にいろんな方に周知されていく媒体です。
うちの教室の場合を例にして解説しますね。
まずレッスン室のドア前のところに小さめの看板を一つ。そして、これはいただきものですが(費用は3万円くらいと言っていました)、道路から見える外壁に大きな看板を貼っています。Googleストリートビューに映り込むくらい大きいです。(モザイクがかかってます笑)
主にこちらの大きな看板を見ていらっしゃる方が多いです。お子さんも大人の方も半々くらいでしょうか。集客率は本当に高いです。
看板を見ていらっしゃった人の9割以上は入会してくださっていると思います。
レッスン室のドア前の看板は、楽器店のサークル名入りで作れる期間があって1万円以内で作れました。
ドア前の小さい看板は敷地内に設置しているので、直接の広告効果はないんですが、私の名前と連絡先が書いてあります。
外壁の看板を見て訪れてくださった方が、レッスン室まできたときに連絡先をメモしていってくださっているようです。
このうちの看板の設置スタイルがうまいことネットで生徒募集する時と同じ、
ユーザーが検索する
🔻
自分のホームページにたどり着く
🔻
お申し込みフォーム
という動線作りになっているんです。
ピアノ教室看板発見
🔻
敷地に入って行ってみる
🔻
小さい看板に連絡先が書いてある
というように。ここで重要なのは、
・看板に問い合わせ先(電話番号)を明記しておく
・ホームページやレッスン用LINEがあれば、QRコードを載せる
ちょうど訪ねていらっしゃった時に、レッスン中の時もありますし、不在なこともありますよね。
だからコンタクトを取れる手段を明記して、入会のタイミングを逃さない工夫をします。
こうして、従来のペーシックな広告方法に、現代のエッセンスを組み合わせることで、効果アップが期待できます。
もうすでに看板が設置してあって、QRコードを掲載できなかった人は、あとから自分で作って貼ってもいいです。
QRコードは無料で作成できますから、プリントアウトしてラミネートにして看板に貼付しておけばオッケー。
私などは、テプラで携帯番号を打ち込んで貼り付けています(笑)そんな手作り満載感でもいいんです。
そして、先生が不在であっても、訪ねてまでメモしてくださる方は、先生と直接連絡をとりたい!という入会していただく見込みがとても高い方なので、「先生との連絡手段」というのが一番欲しい情報なのです。
ということは、お電話をいただいた時に、体験レッスンへのご案内も含め、自分の教室のことを簡潔にわかりやすく語れるようにしておきましょう。
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⬇︎こちらでQRコード作成できます。プリントアウトしてもスマホから読み込めます!
ちなみに、私のブログのQRコードを作ってみました^^
こんなふうに真ん中にワンポイント入れられてかわいいです♫
道路沿いから少し奥まっている場所にある私の教室は、大きな看板は道路から見ることができます。その看板を見て入会していただいた生徒さんが何人もいらっしゃいます。
わざわざ訪ねていらっしゃいますし、私が不在でもメモしてあとからお電話いただくので、入会率は非常に高いです。
看板を作って、それを人目につくところに出す、ということは自分の名前が入りますから、実はすごく照れくさいというか恥ずかしいというか、「勇気」がけっこういりました💦
でもそのうちなんでもなくなります(笑)
看板を出さないと始まりませんから!勇気を出して堂々と掲げてください。
看板のデザインについて、少し頭に置いた方がいいなっていうことがあります。
「子供向けの教室としてかわいらしいデザイン」なのか
「大人向けの教室としてシックな感じのデザイン」にするか
「どちらもカバーするようなデザインにするか」
こういうことも考慮しておくといいと思います。
そして、あなたがもし女性の先生の場合、生徒さんの入会条件として大人の男性の生徒さんは入会は受け入れるかどうか。
チラシを作る時にも通じることですが、大人のピアノ教室やシルバー世代の教室でもない限り、大人の男性の生徒さんの受け入れについて考える機会がなかったりしませんか?
密室での空間で時間を共にするわけですから、知らない生徒さんを受け入れるときは、女性としてはちょっと用心しないといけないなと思います。
もし成人男性はNGなら看板を見ただけで、男性は入会しづらいという女性的な看板のデザインにするというようなことも必要かなと思います。
看板の種類ですが、スタンダードなアルミ製のとか、個性を出したいならクラフト形のものとかいろいろあります。料金は、3~5万ほどの予算があればけっこういいものが作れると思います。
カフェの前に出ているような黒板風のウェルカムボードもいいと思います。
定期的に書くことを更新したりして、先生のリアルな存在感を感じてもらえることができてすごくいいです^^
自宅の一室をレッスン室にするパターンが多いと思うので、看板はあまり大きくなく、というがポイントでしょうか。
楽器店に相談してみるのもいいと思います。商売柄そういうピアノ教室の看板を作ってくれる業者さんともお付き合いがあるはずなので、ご紹介していただきましょう。
大きさやレイアウトや形など予算にあわせてご相談に乗ってくれると思います。
広告を載せる
広告は効果があると思われる地域にターゲットを絞って配布できると理想です。
よく耳にする媒体は、タウンページへの掲載、フリーペーパーへの掲載 でしょうか。
タウンページへの掲載は、知り合いの先生が引越し先でまたゼロから教室を スタートさせた時に載せたそうなんですが、子供がとっても少ない地域 でしたが、数人入会されたそうです。
それをきっかけにその後どんどん生徒さんが増えていきました。
フリーペーパーの方は後日談がありませんが、昔に比べてフリーペーパーの類は すごく増えましたし、地域限定のフリーペーパーもたくさんあるので これからわりと使えるんじゃないかと思っています。
それから業務提携、相互協力的な、店舗にチラシを置いてもらう代わりに、その店舗もこちらでなんらかの形で宣伝してあげる、というもの。
美容院だったら、美容院のクーポン券をあげて、美容院にはこちらの教室の体験レッスン2回無料券とか。なにかしら「特典」や「キャンペーン」的なものがあるといいです。
お知り合いに、美容室、喫茶店、など経営している方がいたら協力しあえば、お互いに宣伝効果があがるのではないかと思います。
紙普段から媒体の広告もすごく目を通すようにしておくことも大事。やはり自分がピアノ教室をやっているというせいでしょうか、(な、なんと!こんなやり方があったか…!やられた!)となぜか悔しい気持ちが無意識に湧き上がるのです(笑)
やはり、こういう常日頃の自分はいつでも全方位に生徒を募集している立場なのだ、という自覚って大事だと思います。
そして、ただ広告を出すのではなく、その広告から教室の詳細を知ってもらえるようにホームページやSNSのリンクできると盤石ではないかと^^
良い印象を残すための意識を持つ
でもですね、看板も広告もその効果的な出し方については、検索すれば方法はでてきます。だから誰でもできることなんです。
結局大事なのは、設置した後なんです。
看板からでも、広告からでも、直接コンタクトが取れたときに、その見込みの生徒さんに、あなたの教室の良い印象をうまく伝えることができるか?がすごく重要です。
あなた自身の人柄や、教室の生徒さんを大事に思っている気持ち、そういうものが、話し方に出てくるものです。
生徒さんを受け入れる深い愛情、おおらかな心、任せられる安心感。というのが実は大きかったりするんですよね。
生徒がほしい!お待ちしてました!入ってください!っていう必死な気持ちは、なんとなく伝わってしまいます。必死に売り込みかけられると引いちゃうのと一緒で(笑)
「先生のお電話の雰囲気がとても良かった」
という生徒さんからのアンケート結果もいただきました。後で入会をぐっと引き寄せたきっかけとなるので、対応のしかたもすごく大事。お子さんが習う場合と、大人の方が習う場合、ちゃんと分けて対応する、というのもテクニックです。
生徒さんの空気感にうまく合わせて会話できるか、こういう細やかな意識を大事にしていくと、入っていただいただあとも長く信頼関係を持つことができます。


