自分の教室をどのくらいの規模にしたいか?と考えるととき、具体的な数字でビジョンを持っていた方が行動しやすくなります。2つのアプローチから考えてみましょう♪
稼働日数を考える
稼働日数を考えることは、自分が稼働できる日数すべて生徒さんが埋まったとき、そのレッスンで得たお月謝が直接収入になります。
このコンテンツに参加してくださったみなさんは、学生さん、ピアノの先生、別のお仕事をしていてピアノ教室をやりたい、と思ってる方、いろいろいらっしゃるかと思います。
それぞれに、今の生活の環境というのがあると思うので、タイプ別にいきます。
- いずれ自分の教室一本にシフトしたい人
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稼働日数を徐々に増やしていくこと。
- 子育て中、または、別の仕事とかけもちで、一週間フル稼働は難しい
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レッスンする曜日を決めて、その曜日は完全にレッスン枠にする。
レッスン日の情報は、入会のチラシや、ホームページやブログがあれば載せておきます。
お問い合わせのあった方からの希望の曜日とこちらの稼働の曜日が合わないときもあるかもしれません。
希望に合わせられるなら合わせて、稼働日を新たに作るか、変更するなどして1週間のレッスンスケジュールを作っていく方法もあります。
とはいえ、レッスン曜日を限定する方は、お問い合わせがあった生徒さんをすべて受け入れようとは思わず、自分が決めたレッスンスケジュールを優先して埋めていくようにしましょう。
他に仕事をしていたりすると、なかなか融通がきかないからこそ、生徒さんの都合でレッスン日の変更をさせられるようなケースはなるべく避けたいところ。
理解していただける生徒さんの方がレッスンがしやすいです。
例えばですが、
「うちの子はよく体の調子を崩して学校も休みがちです。ピアノのレッスンも毎週きちんといけるかどうかわかりません。そういうとき振替レッスンしてもらいたい」
こういう方だったら、とてもやりにくいわけです。実際いらっしゃいました。
自分の生活のスタイルに合わせるといっても、難しい問題もあります。
特に子供さんだと、進級によって時間が遅くなったり、塾や他の習い事の都合で、曜日の変更を希望されたりすると、稼働日数を決めている人は調整が難しくなるかもしれません。
長く通っていただくためには、徐々にレッスン曜日を増やすとか、予備の曜日を決めておくなど、生徒さんの増加によって教室の規模を大きくする余白も必要だと思います。
- 1週間がっつりレッスンしたい人
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本腰を入れて1週間生徒さんで埋まるように頑張る
当たり前かもしれませんが(笑)、ちゃんとビジョンを持つのは大事です!
ビジョンを持つとそれを叶えようとして体が動くからです。
1週間全部埋めたい人は、生徒さんが少ない間から、レッスン枠は厳しく設定を設けた方がいいです。レッスン時間をちょっと延長したり、曜日さえ同じなら時間の変更くらいいいかな、など甘くしない方がいいです。
もちろん先生側も、時間があったとしても、お休みして急遽スケジュールを変えたり、時間、曜日の変更も極力やらない。
このマインドは、将来1週間生徒さんで埋まる先生のマインドと直結しますから、サービスしすぎないように気をつけてくださいね^^
この点をゆるくしちゃうと、例えば50人の生徒さんを預かるのは無理です。もちろん、そこまでの生徒数じゃなくてもいいとしてもめちゃくちゃ大事です。
目標人数を掲げる
何かを始める時には、目標を掲げると夢に近づけます。どういうことかというと、目標を掲げることで、
「今、自分がやるべきことが見えてくるから」です。
ビジネス風にとらえると「営業目標」みたいな(笑)
これまでいろんな方からメールをいただきましたが、ピアノの先生にとって、何が辛いってチラシを配布など、宣伝広告したあとの問い合わせがくるまでの待つ間がかなり辛いんですよね。
なんの音沙汰もないと不安になってきます。少し前までは、やるぞー!ってモチベーションも高かったのに、
「やっぱり、こないか…。無理なのかな、ピアノ教室なんて」
とネガティブなメンタルになりがち。そうならないために「目標生徒数を掲げる」んです!
チラシは配布したし、今ならたっぷり時間があるから、よしブログ開設にでも挑戦してみるか。とか、毎日更新してランキング上位を目指してみるか。(お住まいの地域を書いておけば注目度が上がるので宣伝効果もあります)
オフラインでは、教材研究、レッスンシミュレーション、手作り教材を作る。とか。やることはいろいろあるんです。
ブログ作りや、教材作りは、生徒さんが集まってレッスンが回り始めてから手をつけるのは、実はなかなか負担な仕事なんですよ。
だからこういう時間がかかる作業は、新入会の生徒さんを待つ間にやることとしてはもってこいな作業なんです。
そうやって夢中になって何かに熱中しているときに、いろんなアイディアも浮かんできて気持ちも上がってきます。チラシを配布したことも忘れた時に、ふっと1人目のお問い合わせがあったりするものです。
1人、2人くると、入会の流れが生まれてきます。いつの間にか、目標人数に達してたっていう風になります。
全国のピアノ教室の生徒さんの在籍人数で一番多いのは、20人〜30人だそうです。ここが平均として、それ以上を目指すとちょっと突き抜けられますね。
ちなみに私の場合、漠然とですが、目標人数を掲げていました。
いや、どっちかっていうと、1ヶ月に1曜日あたり◯万円という目標の設定の仕方をしていました(笑)
例えば、1曜日6万円と目標を立てたとしたら、たとえば月曜日は月謝×人数=6万円以下だから、あと2人くらい教えられるな、とか、そんなことを考えていました(笑)
または、同時に2箇所のピアノ教室で雇われ講師をやっていたので、
「自分の生徒さんが◯◯人になったら、辞めさせてもらおう」
ということも考えていました。
目標月収からビジョンを立てる方法もありますが、これは月謝をいくらにするかで変わってくるので、このあとのコンテンツで改めて書きますね♪


